・いいたいことが「10」あるなら、
 それをとにかく「1」にしぼって伝える。
 こういうことは、広告の仕事をやっているときに、
 さんざん言っていたものなのですが、
 いつのまにか忘れていたような気がします。

 じぶんの関係しているものには、
 どうしても愛情のようなものが乗っかりますから、
 いいところを無理にでも探して、
 あれもこれもあれもこれも言い募りたくなります。
 でも、それは相手からしたら、
 「ああ、いっぱいあるのね」としか聞こえないわけです。
 もっと悪くすれば、「うるさいなぁ」とね、なっちゃう。
 
 なんでもかんでも「1」だけ言えばいい
 ということではないのは知ってますが。
 とにかく「10」でも「20」でも
 てんこ盛りで言いたいというのは、まずいっす。
 
 探して「10」あったいいところを、
 ぜんぶ伝えたら70点だとしても、
 そのうちの「1」だけをしっかり伝えたら
 80点になることもある‥‥魔法のようですけどね。
 
 あの、面接試験のあとの学生さんとかでも、
 「緊張したけど、言いたいことはぜんぶ言えたから‥‥」
 なんて、よかったって顔してたりするでしょう。
 ほんとは、言いたいことがぜんぶ言えなくても、
 いいんですよね、おそらく。
 
・満腹よりも少なめに食べて、空腹を味わうこと。
 読めるだけの本をゆっくり味わって読むこと。
 休みをじょうずにとりつつ仕事すること。
 言いたいことを、よくよくしぼって伝えること。
 すべて「すくなく」ということですよね。
 
 ぼくの興味は、どうも「すくなく」という方向に、
 かなりアクティブに向っているようです。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
いろいろ考えることの先に、ちょっといいことがあります。